子育て世代がマイカーを選ぶときに考慮すべきポイント!!

2022年9月7日

子育て世代がマイカーを選ぶときに考慮すべきポイント

目次

概要

マイカーを買おう!

とはなったものの,車の種類はたくさんあって困りますね.

私と妻が妊娠中および子育て中に感じたことを踏まえながらどう考えて行ったらいいかを解説します.

マイカー,レンタカー,カーリース(サブスク),カーシェアの中で子育て世代ならどれがいいかをまとめた記事はこちらです↓

メーカー,ブランドはどこがいい?

ぶっちゃけ最終段階で考えることです.

が,ついつい考えがちなので一番最初に持ってきました.

メーカー,ブランドはどこがいいとかはありません.

それぞれ特徴がありますし,好みもありますので,まずは次からのことを考えてから,最終的な候補を絞る段階になってから決めてください.

もちろん絶対このメーカーがいい! というのがあればそれで構いません👍

ちなみに私はマクラーレンにのりt

まずは車に求めることをピックアップしていこう

まずは車に何を求めるのかを整理していきましょう.

整理することによってどの車種(軽自動車,コンパクトカー,ミニバンなどのサイズ)はどれがベストかが浮かび上がってきます.

とりあえず妊娠中や子育てのことを考えたときに考慮したいことをピックアップしていきます.

妊娠中

乗り降りしやすい=しゃがむように乗るタイプではなく,腰と同じ高さか昇る様に座るタイプがいい.

・車内が広い.

・運転しやすい.

子育て中

・チャイルドシートを単に置けるだけでなく,ある程度の広さが欲しい.

・子供が増えたときや,おじいちゃんおばあちゃんを乗せるために座席数が多いほうがいい.

ベビーカーなど大型の荷物を収容できる.

・赤ちゃんを抱きかかえながらでも開けやすい=スライドドア.特にセンサーで開くタイプならなお👍

・三列以上ある場合,後ろの座席に行きやすいかもポイントになる.

車種を見ていこう

主な車種は軽自動車,コンパクトカー(ハッチバック),ステーションワゴン,セダン,SUV,ミニバンでしょう.

スポーツカーは妊婦さんや子育て世代がメインで使うような車ではありませんので入れていません.

車好きの方にはもっと細かくあるだろとかと怒られそうですが,これらをまとめることとさせてください.

それぞれ特徴が全然違いますので,妊娠中,子育て中のメリットデメリットを交えつつ見ていきましょう.

軽自動車

軽自動車
引用:https://vehicle-illust.com/

街中でよく見る黄色ナンバーの小さい車です.

一言に軽自動車と言っても,ホンダN-BOXのような広いタイプのものから,スズキジムニーのようなアウトドアに合う車,ダイハツコペンのようなスポーティなものまでいろいろとあります.

今回は妊娠中,子育てに焦点を当てていますので,スポーティなものは除外です.ジムニーのような車でもいいとは思いますが,N-BOXのような車のほうがより合っているでしょう.

となると,主な車種としては,他に日産ルークス,ダイハツタントなどが挙げられるでしょう.

メリット

  • 維持費含めて安い(本体価格が安いように見えて,オプション付けまくるととんでもないので注意).
  • 街中は小回りが利くため運転しやすい.
  • 大きい車に比べたら当然劣るが,意外と広い.
  • スライドドアなど子育てに嬉しい機能が付いた車も多い.

デメリット

  • 工夫はされているがミニバンクラスと比べると収容量には期待できない.
  • 高速運転や強風時は運転しにくい.
  • 長距離運転も疲れがたまりやすい.
  • 雑音(ロードノイズ)が響きやすいかも?

総括すると,低価格ながら子育て世代を狙った機能が豊富であるが,運転性能や収容に難ありで家族旅行に使うのはしんどいというところでしょうか.

子供がたくさん欲しいという場合も使いづらいですね.

コンパクトカー(ハッチバック)

コンパクトカー
引用:https://vehicle-illust.com/

ハッチバックとはトランクがなく,人が乗る空間と荷物を置く空間が同じ車のことを指します.

軽自動車やミニバンなども該当するっちゃしますが,ハッチバックって言うと大体コンパクトカークラスを指すことが多いので(たぶん)ここに分類しました.

主な車種としては,トヨタアクア,ホンダフィット,スズキスイフトなどが挙げられるでしょうか.

かなりスポーティに寄せた車もありますが,子育てって目線で見たらあまり変わらんと思います.

メリット

  • ミニバンよりは安い(高くて良いやつも当然あるっちゃある).
  • 軽自動車よりは走行性能が高い.

デメリット

  • ベビーカー置くスペースはほとんどない.
  • 座るために結構膝を曲げなきゃならないので妊婦さんや子供を抱きかかえながらはかなりしんどい.

総括すると,ぶっちゃけ妊婦さんや子供が小さいうちはあまり向いてないと言えるでしょう.

子供が小学生に上がりチャイルド・ジュニアシートがいらなくなれば使いやすくなってきますね.

ただし子供を3人以上欲しいのであれば,やめた方がいいでしょう.

ちなみに私は子供が産まれる直前までこのクラスの車に乗っていました.

当然上記デメリットに大きく当てはまり,特にお腹の大きくなってきた妻がかなり辛そうに乗り降りしていたので,車検が近く子供も時期に産まれる,ということもありミニバン(小さめ)クラスのシエンタに変えました.

ステーションワゴン

ステーションワゴン
引用:https://vehicle-illust.com/

ステーションワゴンとは,車高が低く,エンジンルームと客室の二つに分かれた車です.

ハッチバックとセダンを足して2で割ったみたいな感じですかね.

トヨタカローラフィールダーやスバルレヴォーグなどが該当します.

メリット

  • 走行性能が高い.
  • 結構荷物を積める.後部座席を倒してさらに積むこともできる車もある.

デメリット

  • 座るために結構膝を曲げなきゃならないので妊婦さんや子供を抱きかかえながらはかなりしんどい.

総括すると,ぶっちゃけ子育て世代にはそこそこ向いているが,臨月近い妊婦さんは辛いかもというところでしょうか.

セダン

引用:https://vehicle-illust.com/

高級車のイメージが強いセダンですね.

低く長くといった感じで,上図では左にエンジンルーム,真ん中に客室,右にトランクと三部屋に分かれています.

代表的な車はトヨタクラウン,マツダアテンザ,スバルレガシィあたりでしょうか.

クラウン,セダン以外も出るらしいね.

メリット

  • 走行性能が高い.
  • 静か.
  • 車室が三部屋の真ん中なので追突事故っても事故られてもある程度安全.

デメリット

  • いい値段する.
  • 座るために結構膝を曲げなきゃならないので妊婦さんや子供を抱きかかえながらはかなりしんどい.
  • トランクにベビーカーは入るだろうが,他の物を入れづらくなる.

総括すると,妊婦さんや子供が小さいうちはあまり向いてないと言えるでしょう.

子供が小学生に上がりチャイルド・ジュニアシートがいらなくなれば向いてくるでしょう.

ただ,個人的にはセダンタイプってなぜか酔いやすいんですよね...

SUV

SUV
引用:https://vehicle-illust.com/

SUV人気はすごいですね.

見た目もかっこいいし走りも良い,車高が高いので乗り降りもしやすい(高すぎるやつは逆にしづらい)ので子育てにも向いてそうです.

代表的な車はトヨタハリアー,トヨタランドクルーザープラド,マツダCX-5,スバルフォレスターあたりでしょうか.

こちらもミニバンに負けず劣らずサイズ差の激しいジャンルです.

また人気故に各車特徴も明確にあります.

欲しい場合はSUVだからOKとたかをくくらずに,しっかり調べましょう.

プラドとか納車待ちエグイらしいですね.

メリット

  • 走行性能が高い.
  • 運転席が高い位置にあるので運転しやすい.
  • 広い(ミニバンよりは狭い).
  • 荷物を多く積める.
  • アウトドアに合う.悪路走行も比較的しやすい.
  • リセールバリューが高い.

デメリット

  • ものによるが結構いい値段する.維持費も高くなりがち.
  • 車体が大きいため駐車や狭い道は難易度が上がる.
  • 新車で買う場合納車待ちが長い車が多い.中古もいい値段する.

総括すると,妊婦さんや子育てにも向いていると言えるでしょう.

ただし座席が高すぎると妊婦さんは登りづらいかもです.

ミニバン

ミニバン
引用:https://vehicle-illust.com/

SUVに並ぶ家族連れの人気車種ですね.

なんといっても広い室内が妊婦さんや子育てに向いています.

代表的な車種はトヨタシエンタ,ホンダフリード,ホンダステップワゴン,日産セレナ,トヨタアルファード,日産エルグランドなどでしょうか.

前者二つは比較的小さめで価格も抑え気味です.

中二つは前者よりも大きくなります.

後者二つはさらに大きく高級感も備わってきます.

子供の人数や他に乗せる人はいるのかなどで必要な大きさが変わってきます.

メリット

  • 運転席が高い位置にあるので運転しやすい.上記の三つのタイプのうち後者に行くほど走行性能も高い.
  • 広い.二列目から三列目まで歩いて進めるタイプもある.
  • 荷物を多く積める.
  • リセールバリューが比較的高い.
  • 二列目はスライドドアの場合がほとんど.

デメリット

  • ものによるがいい値段する.
  • 車体が大きいほど駐車や狭い道は難易度が上がる.

総括すると,妊婦さんや子育てにも向いていると言えるでしょう.

ただし子供の人数によって必要なサイズを見極める必要があります.

私はこのタイプに該当するシエンタに乗っています.

シエンタが実際どうかについては後述します.

はるきち家が乗っている車は?

前述のようにはるきち家ではシエンタに乗っています.

シエンタもいろいろグレードがありますが,Gグレードの3列7人乗りタイプです.

先日新型シエンタが出たので旧型になる私の車について細かく書いてもなんなので,要点だけ書いていきます.

まず,買い替えた理由は臨月だった妻が乗り降りしやすく,かつ子育てに適していて手ごろな価格の車だからです.

3列目は普段は折りたたんで荷物用スペースにしています.

2列目の下に折りたたまれるので無駄なスペースがありません.

ベビーカーを積んでもなお余裕が大幅にあり,泊りがけで出かけるときの大荷物や普段の買い物も載せています.

運転サポートとしてバックモニター(全方位)と衝突センサーを付けています.

バックモニターはペーパードライバーだった妻でも駐車が楽になり,比較的慣れている私でもあったほうが嬉しいと感じる機能です.衝突センサーも同様です.

他にも前後のドライブレコーダーやナビも付けて総額約250万円でした.

ただし,今はいいけど子供が二人になると物足りなくなる予感がしています.

そもそも現時点でベビーカーがある以上3列目に人が座るのは一人が限界です.

2列目にチャイルドシートを二つ付けると3列目への移動は後ろからになり,ベビーカーを増やすとかなれば3列目は永久に折りたたまれたままでしょう.

旧シエンタには3列目がなくその分荷物スペースが増えたモデルもありますので,子供が二人以上欲しいならば最初からそちらの方がいいでしょう.新型にそのモデルがあるかはわかりません.

チャイルドシートが必要な子供が二人以上かつママパパ以外も乗せたいのであれば,シエンタは完全に力不足です.

同じトヨタであれば一つ上のボクシィやノア,他のメーカーであればセレナやステップワゴンがいいでしょう.

また,シエンタの対抗馬はホンダのフリードです.

フリードにも利点がたくさんありますので,シエンタを検討する場合はフリードも見てみるといいでしょう.その逆もまたしかりです.

ガソリン? ハイブリッド? EV?

この記事を書いている2022年9月ではSDGsの影響によりEVが騒がれ始めていますが,正直な感想としては,手を出すのは早いと思っています.

充電スペースも多いとは言えず,航続距離も長いとは言えず,価格も高めだからです.

自宅で充電可能で近距離移動しか用いないという方以外はよく検討したほうがいいかと思います.

というわけで今回はガソリン車かハイブリッド車かに絞ります.

これは車によってどちらかしかないというわけではなく,どちらかを選べる場合がほとんどです.

それぞれの特徴を表にまとめてみましょう.

ガソリン車ハイブリッド車
初期費用安い高い
燃費普通良い
走行性能普通良い
リセールバリュー悪い?普通?

初期費用はハイブリッド車の方が高いです.車種にもよるでしょうが,20%以上変わってくるかと思います.

例えばガソリン車で250万円ならばハイブリッド車では300万円以上する可能性が高いです.

燃費はハイブリッド車の方が圧倒的に高いです.ただし昨今のガソリン価格を見ても,例えば上記50万円の差をどれだけ埋められるかはよく検討したほうがいいでしょう.(ほかにもハイブリッド車の利点はありますので,必ずしも差を埋められないからと言って劣っているとは言えません)

上記表にはありませんが,エコカー減税や自動車税の増額なども考慮に値するでしょう.

走行性能,特に加速に関してはハイブリッド車の方がより良いかと思います.

リセールバリューに関しては先の事すぎて不透明です.

しかし2030年代にはガソリン車の新規販売がなくなり,代わりにEV車を売り出すことを目標にしていると言われます.

これによりだんだんとガソリンスタンドが充電スペースに代わり,ガソリン車の需要も減ってくるでしょう.

そうなるとプレミアがつきやすいスポーツカーは別として,一般的な乗用車のリセールバリューは下がる可能性は十分にあると思います.

EV車の開発が進み現実的な性能や手ごろな価格を手にすればさらに顕著になるでしょう.

ただし,これは2022年から10年あまり先の話です.

10年車に乗れば買い替えも検討するでしょうし,それまでの間にリセールバリュー頼りで頻繁に買い替えるよりも,価値をなくしてでも乗りつぶした方が良い場合もあるでしょう.

また,ならばガソリン車じゃなくてハイブリッド車にしよう,と簡単に考えるのもトラップです.

ハイブリッド車も少なからずやガソリンは使っていますので,今後評価がどう動くかはわかりません.

とりあえずは予算をどれだけ使えるかをベースに,どちらが自分たちに合っているのかを選んでいくのが良いと思います.

まとめ

長くなりましたのでまとめます.

Point

・妊婦さんや子育てを考えたとき,乗り降りのしやすさや荷物をどれだけ積めるか,ドアの開閉が楽かがポイントになってきます.また,家族で遠出や旅行をするときに使うのであれば走行性能も重視したいです.

・上記ポイントを踏まえると,軽自動車,SUV,ミニバンが候補に挙がってきます.チャイルド・ジュニアシートが必要なくなればさらに幅広く車種を検討することができます.

・ガソリン車かハイブリッド車かは,予算をベースにどちらが自分たちに合うのかをよく検討して決めましょう.

最後にご挨拶

ここまでいろいろと書きましたが,考慮したい点は人それぞれですし,優先度も異なると思います.

自分で書いておいてなんですが,この記事にとらわれずに,ご自身やご家族でよく考えて決めてくださいね.


また,この記事はどれかに誘導するため,どれかを蹴落とすためのものではありません.

妊婦さんや子育て世代ならこういうところにメリット,デメリットを感じようというただの私個人の考えです.


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ツイッター: @harukichipapaik

インスタ: harukichi_papaik

最後までお読みいただきありがとうございました!